ここまでの説明で「インナーマーケティング」の重要性はわかっていただけたと思うが、再度整理しておきたい。
「製造小売業革命」は起業家としての意欲と資質を備えた人にしか実行できない。
どんな企業にもそのような人材はたくさんいるが、さまざまなシガラミからその資質を開花できないことが多い。
特にその最大の妨げになっているのが、大企業病とも言える体質である。
「製造小売業革命」を成功に導く第1歩は、この大企業病を改善することから始まる。
これが改善されれば、社外に対するマーケティング活動と同じ視点で社内の人たちを「お客さま」と捉え、社内に対してのマーケティング活動を行うことができるのである(これをインナーマーケティングと呼ぶことは既に述べた)。
社内の人たちを「お客さま」と考えてマーケティング活動を行うのであるから、当然、「お客さまが考えていること」また「どのようにしたら、そのお客さまが喜んで行動を起こしてくれるか」を真剣に考えるインナーマーケティングの成功のための10カ条をしっかり理解して実行すれば、ほとんどの社内的問題点が解決され、必ず「製造小売業革命」が成功すると断言できる。
「製販」一気通貫による新業態開発ノウハウ「製造小売業化」を完成させるためには、新業態開発が必要不可欠な項目となる。
いや、それは最重要項目と言っても過言ではない。
事実、メーカーの新業態開発が家電業界を筆頭に自動車業界・化粧品業界とあらゆる業界で進められている。
では、「製造小売業化」を促進する新業態開発はどのように進めるべきなのだろうか?実際にBでの新業態開発に取り組んだ私の体験をもとに、そのノウハウをまとめてみた。
大義名分をつくる今の時代が何を要求しているのか、なぜ「製造小売業化」が必要なのか、新業態開発の推進がどんなメリットを生み出すのかなど、時代背景や業態開発の必要性をやさしく、わかりやすく説明できる理論的な裏づけが必要となる。
もちろん、それによって会社がどのように変化していくのかも概略でいいから解説するべきだろう。
私の場合、他業界の事例を引き出し、「時代変化に対応できない業界は衰退し、その企業は生き残れない」と強調しました。
経営トップを巻き込む経営トップは多くの課題を抱え、新業態開発にまでのめり込む余裕をもちづらい。
そうなると当然、担当部署が中心となって動かざるを得ない。
ここに落とし穴がある。
新しいことをやる場合は、必ずさまざまな軌蝶が生まれるものだ。
「カラコン 通販の対応が悪い」とのクレームについては「カラコン 通販に連絡し、事実確認した上で必要な指導などを行う」などの対応を記した。